【製造業向け】 業務用3Dプリンター活用ガイド
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Bellulo[システムクリエイト]

Belluloの公式HPキャプチャ
引用元:システムクリエイト公式HP
(https://systemcreate-inc.co.jp/products/bellulo-2)

大型の造形ニーズに対応した機能が充実しており、安定した造形を目指した設計として紹介されています。カスタマイズ対応も可能とされており、用途に合わせた運用がしやすい点が特長です。ここでは、Belluloの産業用(業務用)3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。

Belluloの製造向け
活用事例・適用シーン

分解パーツの繋ぎ目を
きれいに仕上げられる

映像制作・立体模型を製造する企業において、Belluloが活用された事例が紹介されています。大型造形の依頼が多くパーツを分割して製作するケースでは、印刷したパーツの嵌合性や表面状態によって、組付けや磨き作業の工数が変わります。導入事例では、Belluloで印刷したパーツについて嵌合性が良く表面も滑らかであることから、組付けや磨き作業の時間短縮につながった旨が述べられています。

また、材料としてPolyMaxが使用され、納期短縮や品質面での改善につながったという整理もされています。ただし、経年変化の少なさなど材料の定量的な評価条件や測定結果は、公開情報だけでは確認しづらい場合があります。

分割造形では、「嵌合部・合わせ面」を先に設計の型として固めておくと、手戻りを抑えやすくなります。合わせ代(すき間の見込み)や位置決めの考え方、面の基準出し(どの面を基準に測るか)を決めたうえで、試し嵌め→微調整→再評価の手順で詰める運用が現場では有効です。大型造形は反りや寸法差が出やすいため、まず嵌合部だけを切り出したテストピースで成立条件を確認し、本番形状へ展開する流れにすると再現性が上がります。なお、寸法公差・繰返し精度の定量値は公開仕様として確認できないため、要求精度が高い場合は実測で基準化する前提が必要になります。

※参照元:システムクリエイト公式HP(PDF)(https://systemcreate-inc.co.jp/corporate/wp-content/uploads/success_fds.pdf)

【目的別】産業用(業務用)おすすめ
3Dプリンター3選を見る

Belluloの
強み・できること

大型の3Dプリントに
対応した機能が充実

Belluloは、大型造形に対応したモデルが紹介されている3Dプリンターです。公開情報では、最大造形サイズが500×500×500mmのモデル(Bellulo500)の仕様が確認できます。また、600mmクラスのモデル(Bellulo600)が紹介されているケースもありますが、ラインアップの範囲や名称は掲載時期・媒体によって情報が揺れることがあるため、最新の構成は公式情報での確認が確実です。

大型造形で重要になりやすい要素として、造形物の反りを抑えるためのヒートベッド、樹脂ダレの抑制や形状保持に寄与する冷却ファン、ノズルと造形プレートの位置関係を調整するオートレベリング機能などが挙げられています。

大型造形で品質が崩れやすいポイントは、初層の定着、層間の形状保持、そしてテーブル面のわずかなうねりです。ヒートベッドは温度差を小さくして反りや剥離のきっかけを減らし、冷却は形状が崩れやすい箇所で層を安定させる考え方につながります。オートレベリングはノズルとプレートの距離を一定に保ちやすくするため、初層の厚みムラや、面のうねりが積み上がって表面品質に影響するリスクを抑える運用に向きます。

メーカー/販売側の説明では、大型FDM方式で起こりがちなトラブルを避けるための設計思想が示されており、安定した造形や滑らかな仕上がりを目指せる機種として位置付けられています。ただし、滑らかさや安定性は材料・条件・形状・配置などに左右されるため、重要用途ではテスト造形での確認が安全です。

500mm角クラスでは、造形配置と評価の取り方で寸法の出方が変わりやすいため、重要寸法や嵌合面はできるだけ中央寄せで配置し、条件を固定して比較するのが基本になります。最初に四隅と中央の差を確認できる評価片を出力し、位置による傾向を把握してから本番配置へ反映すると、調整が体系化しやすくなります。層ピッチは「粗い=速い」「細かい=面品位が出やすい」という方向性で、外観面や嵌合部の要求に応じて使い分けることで調整の再現性を作りやすくなります。寸法公差の定量値は公開仕様として確認できないため、要求精度が厳しい場合は評価片での確認が前提になります。

自社の使用に合わせて
カスタマイズが可能

カスタマイズ性の高さも、Belluloの強みの一つです。用途に合わせてパーツをカスタマイズできる旨が紹介されており、材料や運用目的に合わせた構成を検討しやすい点が特徴です。具体的にどこまで(造形サイズ/ヘッド/ノズルなど)を変更できるかは、公開情報の粒度が一定ではないため、導入時には要件を提示し、実機サンプルや仕様確認を行うのが確実です。

カスタマイズは「精度ニーズをどこで満たすか」を先に整理すると選びやすくなります。微細形状や合わせ面の再現性を優先するのか、造形時間を短縮して回転率を上げたいのか、材料の選択肢や強度・柔軟性の要求をどこに置くのか、といった観点で要件を言語化し、構成の選定に落とし込みます。ノズル径のラインナップやヘッド構成などの詳細は公開仕様として確認できない場合があるため、導入時は対象ワークの寸法要件・外観要件・材料要件を提示し、実機サンプルとあわせて確認する運用が現実的です。

材料切れによる作業の
停止時間を短縮できる

長時間造形では材料切れによる失敗や手戻りが起こりやすいため、材料切れを検知して造形を一時停止する仕組みがあるかどうかは運用面で重要です。Belluloについても、フィラメント切れ検知や停止に関する機能が紹介されている情報があります。ただし、モデルごとの標準搭載/オプションの区分や、通知方法(モニタ表示など)、再開操作の具体(ワンボタンで再開など)については、公開情報だけでは断定しづらい場合があります。

運用としては、材料切れが起きた際に「停止→交換→再開」を手順化しておくことで、造形品質への影響を抑えやすくなります。再開前にノズル先端の付着物を取り除き、試し吐出で押し出し状態を整えてから再開すると、再開直後の外観ブレを抑えやすくなります。

Belluloは
こんなケースにおすすめ

大型の試作品や部品も
作成したい

用途に合わせた構成を検討できる点や、大型造形に対応したモデルが紹介されている点から、比較的サイズの大きな試作品、治具、外装モックなどの3Dプリントに適していると考えられます。特に大型造形では、重要寸法や合わせ面などの要求がある場合、評価片での確認と条件固定を前提に運用設計を行うと、再現性を作りやすくなります。

初めての方でも運用しやすいよう、導入時はサンプル造形や用途条件のすり合わせを行い、サポート範囲を確認しておくと安心です。

Belluloの製品仕様

Bellulo 500の精度・スペックの考え方

Bellulo 500は方式が熱融解積層方式(FDM)で、積層ピッチは0.05〜0.4mm、造形サイズは500×500×500mmが公開されています。材料は国産フィラメント(ABS/PLA)に加え、PolyLite PLA、PolyMax PLA(ABSライクPLA)、PolyFlex TPU95(軟質エラストマ系)などが挙げられています。寸法公差や繰返し精度の定量値は公開仕様として確認できないため、精度要求がある場合は実測を前提に評価設計を組む必要があります。

精度に関わる主な仕様

大型造形では反りや初層の不安定さが寸法と外観の両方に影響しやすく、ヒートベッドや冷却、レベリングの考え方が重要になります。層ピッチのレンジは、面品位と造形時間のトレードオフに直結し、外観面や嵌合部の要求に応じて使い分けることで調整の再現性を作りやすくなります。寸法公差の定量値は公開仕様として確認できないため、要求精度が厳しい場合は評価片での確認が前提になります。

寸法精度・再現性を評価するときのポイント

評価は、穴/ボス/段差/合わせ面など「測れる形状」を含む評価片を用意し、測定→条件(層ピッチ、方向、配置、冷却の使い方など)→結果の紐づけを繰り返してルール化すると整理しやすくなります。特に500mm角のような大型では、中央と四隅で差が出る可能性があるため、同一条件で位置を変えて出力し、傾向を把握したうえで本番の配置ルールを決めるのが基本です。分割パーツは、嵌合部だけ先にテストして成立条件を固めてから本番へ展開する流れを明文化しておくと、組付け工程での微調整が減りやすくなります。

材料の選び方(用途別の目安)

材料は「外観」「強度」「柔軟性」「後加工(塗装など)」「使用環境」に対して、どの要求を優先するかで選定するとブレが減ります。公開仕様として材料ごとの定量値が一律に示されているわけではないため、用途が固定される場合は小片での造形と後加工の相性確認を挟むと安全です。下表は、公開情報に記載のある材料名を、用途整理のための観点としてまとめたものです。

材料 特性の要点(定量値なし) 用途イメージ
ABS 未掲載 治具/機構試作(要求に応じて要確認)
PLA 未掲載 外装モック/形状確認(要求に応じて要確認)
PolyLite PLA 未掲載 外観モック/試作(要求に応じて要確認)
PolyMax PLA(ABSライクPLA) 導入事例で材料名が挙げられている(特性の定量値は要確認) 外装パーツ/塗装前提のモデル(条件に応じて要確認)
PolyFlex TPU95 軟質エラストマ系(公開仕様に記載) 曲げ・しなりが必要な部位/当たり面の緩衝(要求に応じて要確認)

仕様の見方と活用ポイント

0.05〜0.4mmの層厚は、面品位と造形時間のバランスを決める要素で、外観面や嵌合部の要求に合わせて使い分けると運用が安定しやすくなります。500mm角の造形サイズは、大型ゆえに反りや配置の影響を受けやすいため、評価片で位置差を把握し、重要寸法は配置ルールで管理する考え方が有効です。材料は剛性・靱性・柔軟といった要求に直結するため、用途から逆算して選び、未掲載項目は小片評価で補う方針にすると、精度要求と運用負荷の両面で判断しやすくなります。

※上記はBellulo 500の公開仕様に基づく整理です

現場の課題別
産業用(業務用)3Dプリンター3選

外注待ちの長さ、ブレによるスピードの上げづらさ、大型・耐熱部品の作りにくさは、現場の生産性を下げます。 産業用(業務用)3Dプリンターを選ぶ際には、各課題解決に適した機能特徴を持つ製品を選ぶようにするとよいでしょう。ここでは、主な製造現場の課題別に、おすすめの製品を紹介します。

自動車メーカー
生産技術部向け
GX-1000シリーズ
(キーエンス)
GX-1000シリーズ(キーエンス)
引用元:KEYENCE
(https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/gx-1000/)
専門知識不要で高機能な
治具を今日すぐに作りたい
  • CAD読み込みと材料選択だけで温度も自動調整、交替要員や新任でも迷わず当日造形でき、ライン停止時間を短縮できます
  • ESD・難燃・耐薬品の材料を用途ごとに指定でき、自動車の電装・塗装・洗浄ラインでの使用可否を事前にルール化しやすく、判断基準を統一して属人化やばらつきを防げます

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電機メーカー
SI部門向け
Mark Two
(Markforged)
Mark Two(Markforged)
引用元:Markforged
(https://markforged.com/jp/desktop-series)
軽くて強いアーム先端で
ブレを抑えたい
  • 本機の連続繊維強化造形で軽量・高剛性のアーム先端を内製でき、加減速時の振れを抑えて作業のズレを減らせます
  • ナイロン系ベースに高強度繊維を積層して丈夫に作れ、先端の交換回数を抑えて運用を安定させられます

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航空宇宙/大型筐体
量試生産チーム向け
Fortus 900mc
(Stratasys)
Fortus 900mc(Stratasys)
引用元:Stratasys
(https://support.stratasys.com/jp/printers/fdm/fortus-900mc-f900)
大きい・熱に強い部品を
分割せず一度で作りたい
  • 914×610×914mmの造形室で大きな部品を一度に作れ、分割・接着工程を減らして工数と納期を短縮できます。躯体の剛性・気密も確保しやすいです。
  • 高温・難燃グレードの樹脂に対応し、高温環境向けの治具や最終部品の品質が安定し、環境試験・耐熱要件にも合わせやすいです。

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