大型な造形ニーズに対応した機能が充実しており、滑らかで安定した造形を実現。カスタマイズ対応も可能となっています。ここでは、Belluloの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
映像制作・立体模型を製造する企業において、Belluloが活用されています。大型造形の依頼が多いためパーツを分割して製作していますが、Belluloで印刷したパーツは嵌合性が良く表面も滑らかなため、組付けや磨き作業の時間が短縮できます。
PolyMaxの材料を使用したことで経年による劣化も少なくなり、短納期化に加えて品質向上にもBelluloが大きく貢献しているようです。
Belluloは、大型の造形物にも対応した3Dプリンターです。造形サイズの3辺が500㎜と600㎜にそれぞれ対応した2タイプの製品がラインナップされています。造形物の反りを抑止するヒートベッドや樹脂ダレ防止の冷却ファン、ノズルと造形プレートの位置を自動調整するオートレベリング機能などを搭載。
FDM方式の大型機にありがちなトラブルを回避できるよう独自設計されているため、安定かつ滑らかな印刷が実現できます。
カスタマイズ性の高さも、Belluloの強みの一つです。使用したい材料や用途に合わせて、造形サイズやヘッド、ノズルなどの各パーツをカスタマイズしてもらうことができます。さらに、運用環境に合わせてパーツの追加などにも応じることも可能となっています。
材料切れを検知するセンサが標準搭載されており、造形中に材料が切れた際にはヘッドの作動を自動停止。本体モニタにメッセージを表示して材料切れを通知してくれます。
材料の交換も簡単に行えるよう設計されており、交換後はボタン一つで再開可能です。手間や時間をかけずに作業に戻れるので、材料切れによる造形物の積層表面への影響や造形ミスなどが低減できます。
カスタマイズ対応によって幅広い材料に対応ができるため、さまざまな造形ニーズに応じることができます。特に大型サイズの造形に対応したモデルであることから、比較的サイズの大きな試作品、治具などの3Dプリントに適していると言えるでしょう。
初めての方でも安心して使用できるサポート体制が用意されている点にも注目です。
※上記はBellulo 500の製品仕様です
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
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・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
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