Guider3はXY軸の制御方法を改良したことで、旧モデル「Guider2」を上回る高速プリントを実現しています。ここでは、Guider3の業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
活用事例・適用シーンは見つかりませんでした。
Core-XY構造を採用したことで、従来機種よりも印刷スピードが向上。最高250mm/sで3Dプリントを行えるので、作業効率を上げることができるでしょう。また、造形物の仕上がりに影響するレベリングに関しても、高感度な近接センサーが、プラットフォームの水平具合を自動で検知。レベリング作業も効率よく行えるように設計されています。
本体サイズが496×436×696㎜と比較的コンパクトなため、置き場所に困らないのも特徴の一つ。本体フレームにアルミニウム、筐体にはABSやアクリル板を採用したことで、軽くて耐久性のあるモデルとなっています。
また、コンパクトながらも300×250×340㎜と広めの造形エリアを確保。大きめなサイズの造形物も3Dプリントすることができます。
ノズル径0.4mm・0.6mm・0.8mmと3タイプのノズルを搭載しており、いずれも320℃まで加熱させることが可能です。高温加熱が必要とされるPCやPAなどのエンプラ素材での3Dプリントも行えます。
また、3Dプリンターでよくあるトラブルの一つがノズルの詰まりです。Guider3ではフィラメントを送るギア部分にダブルギアを採用したことで、前機種のGuider2よりフィラメントを送り出す力を150%も向上させています。これにより、ノズル詰まりのトラブルも低減されています。
Guider3の一番の強みは、プリントの速度にあります。また、コンパクトな筐体ながらも、大型の造形ができる点も見逃せません。高速プリントが行えるので、特に従来の3Dプリンターで多くの作業時間を要している場合、Guider3であれば作業時間の短縮が期待できるかもしれません。
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
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