【製造業向け】 業務用3Dプリンター活用ガイド
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アパレルの製造・カスタマイズ

こちらの記事では、アパレル業界における3Dプリンターの活用事例について紹介しています。3Dプリンターがどのように活用されているのかを知りたい、と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

なぜアパレルの
製造・カスタマイズに
3Dプリンターが使われる?

近年、アパレル分野でも3Dプリンターが活用されています。アパレル分野における3Dプリンターの活用方法の1つとして、「造形物を検証やデザインの確認に使用する」というものが挙げられます。

例えばボタンを製作する場合にも、数種類のパターンを設計してどのデザインを採用するかを決めることが必要になるケースもあります。この時、1つ1つ従来の工法で製作した場合には多くのコストがかかりますが、3Dプリンタの場合は簡単にさまざまな型を製作でき、検証や比較などが簡単に行えるというメリットがあります。特にデザインに対してこだわりが求められるアパレル業界では、3Dプリンターは大いに活用できるといえます。

3Dプリンターによる
アパレルの
の製造・カスタマイズ事例

3Dプリンタを使ったボタンの作成

3Dモデルや3Dプリンターを取り入れ、メーカー各社とデジタルなモノづくりに取り組んできた株式会社日南が立ち上げたアパレルブランド「ritsu」のブランドでは、洋服のボタンを3Dプリンターで造形しています。さらに、同じ世界観でイヤリングやリングなどのアクセサリーも展開しており、これらの商品も3Dプリンターでの制作されています。

商品の検証のために3Dプリンターを活用

3Dプリンターにより商品の検証
引用元:みんすり情報局
https://make.dmm.com/blog/business/kiyohara/

スナップボタンやバックル商品など3Dプリンターで出力した造形物を、デザインと機能性の確認に活用している事例です。こちらの企業では、10種類のスナップの型パターンを設計し、3Dプリンタで出力。厚みや形状の確認を行い、どの形状を採用するかを決定します。形状などを検証する際に3Dプリンターを使用することで、コストを抑えられています。

3Dプリントされたニット

3Dプリントによりニットを製作している事例です。マサチューセッツ州を拠点とするMinistry of Supplyというチームでは、「既存のものとは異なる倫理的なサプライチェーンの開発」「快適で耐久性のあるオンデマンド衣服の作成」を目的として3Dプリントニットを製作。同チームにより3Dプリントされたニットは、従来の製法と比較すると、材料の無駄が35%削減されています。

【目的別】商品開発・
製造を加速する
おすすめ業務用
3Dプリンター3選を見る

【目的別】
製造プロセス高速化・効率化を実現する
業務用3Dプリンター3選

製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。

自動車・電子製品など
複雑設計の製造工程なら
アジリスタ
(キーエンス)
アジリスタ(キーエンス)
引用元:KEYENCE
(https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/)
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高精度モデルを簡単に造形!

高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。

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化粧品・食品加工など
大量生産の製造工程なら
Mark Two
(Markforged)
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引用元:Markforged
(https://markforged.com/jp/desktop-series)
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日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。

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宇宙・航空機など
大型部品の製造工程なら
Fortus 900mc
(Stratasys)
Fortus 900mc(Stratasys)
引用元:Stratasys
(https://support.stratasys.com/jp/printers/fdm/fortus-900mc-f900)
大型部品の一括造形により
生産効率を高められる!

大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。

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