さまざまな分野で導入が進んでいる3Dプリンターですが、細かなデザインの実現を求められるフィギュア製造分野でも3Dプリンターが大活躍しています。デザイン性の高さはもちろん、カスタマイズしやすいという3Dプリンターの特徴がフィギュアのニーズとマッチしています。ここでは、フィギュア製造に3Dプリンターが使われる理由と導入事例をまとめました。
3Dプリント技術の得意なことのひとつが、複雑なデザインです。従来の製造方法では困難だった複雑な形状や細かいディテールを持つフィギュアが3Dプリンターを取り入れることで作成可能になりました。よりリアルで精巧なフィギュアを製造できます。
カスタマイズの容易さも3Dプリンターのメリットです。3Dスキャンした人物データを元にオリジナルフィギュアを作成するなど、個別のニーズに合わせた製品を提供できるようになります。また、多様な素材を使用できることもフィギュア製造に向いている理由のひとつです。樹脂や金属など用途や要求にあわせた素材を選択できます。
3Dstudio.jpでは、オーダーメイドで特注の人物フィギュアを作るサービスを提供しています。写真からモデリングを作成し、3Dプリンター出力が可能です。銅像風の胸像フィギュアや小型フィギュア、人物フィギュアをもとにしてトロフィーや時計などの機能と組み合わせたカスタムフィギュアが製造できます。記念日などに活用できます。
3D CHARACTER biz が提供しているのは、自社キャラクターのフィギュアです。3D プリンターで自社のイメージキャラクターなどをフィギュアにしてイベント等に活用できます。最小5cmから最大2mと幅広いサイズに対応可能。特に親子で訪問する会社のショールームやアンテナショップに設置すると人気を獲得できます。
いくらの軍艦を3Dプリンターで再現。PLAとPLA-CFの合わせて5種類のフィラメントを使用しています。使用したプリンターはFLASHFORGE製のFFF方式の3DプリンターAdventurer3 です。部品を3Dプリンターで作成し、圧入してはめ込んで完成させています。色の鮮やかさやご飯の粒まで再現しており、飾った場所が華やかになりそうなフィギュアです。
【目的別】商品開発・
製造を加速する
おすすめ業務用
3Dプリンター3選を見る
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品