【製造業向け】 業務用3Dプリンター活用ガイド
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FUNMAT[INTAMSYS]

FUNMATの公式HPキャプチャ
引用元:INTAMSYS公式HP
(https://intamsys.jp/funmat-ht-3d-printer/)

FUNMATは、優れた耐熱性や強度もつ高機能な素材を使って3Dプリントできるのが大きな特徴となっています。ここでは、FUNMATの産業用(業務用)3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。

FUNMATの製造向け
活用事例・適用シーン

顧客の膝にフィットする
人工サポーターを造形

人工膝サポーターを製造する医療メーカーでは、耐久性を維持しながらもユーザーのカスタマイズニーズに迅速に応じられるとして、FUNMATの3Dプリンターを採用。PEEKを使用して造形された人工膝サポーターは、カスタマイズと耐久性の両立に寄与した事例として紹介されています。張力や縦弾性係数などの具体数値は本ページ内に未掲載です。

カスタマイズ対応では、強度だけでなく「狙った寸法が毎回同じように出るか(寸法再現性)」が品質の軸になります。例えば、フィット形状の基準寸法(膝まわりの当たり面や厚みなど)を先に決め、測定や試着で得た差分を補正して再造形する短いサイクルを回すと、個別最適を運用に落とし込みやすくなります。なお、寸法公差や繰返し精度(同条件でのばらつき)は本ページ内に未掲載のため、実際の装着条件に合わせて評価片・実測で確認したうえで基準化する前提になります。

※参照元:INTAMSYS公式HP(https://intamsys.jp/case-study-bioneek/)

計量器のユニボディ化で
課題を一気に解決

自動車のシートを製造する企業では、FUNMATを品質チェックのために必要な計量器のサイズ制御パーツの制作に活用しています。従来は機械工作によって製作を行っており、各パーツの底面の組み合わせ精度に課題を抱えていました。しかし、導入後は制御パーツのユニボディ化に成功。製作期間の短縮ができ、さらにコストの削減も実現できたそうです。

ユニボディ化は、部品点数を減らして「組み合わせ誤差(積み上げ誤差)」を抑える発想で、精度が効くのは穴位置・基準面・当たり面といった機能部です。いきなり本番形状に入るのではなく、穴や段差、当たり面だけを抜き出した評価片で先に寸法の出方を確認し、造形方向や配置のルールを固めてから本番に展開すると、短納期化と品質の両立がしやすくなります。導入時に「どの面・どの穴を基準にするか」を合意しておくと、評価や手直しの判断もぶれにくくなります。

※参照元:INTAMSYS公式HP(https://intamsys.jp/case-study-automotive-pc-gauge/)

【目的別】産業用(業務用)おすすめ
3Dプリンター3選を見る

FUNMATの
強み・できること

スーパーエンプラで
試作品や部品製作ができる

FUNMATシリーズは、加工が難しいと言われているスーパーエンプラに対応した3Dプリンターです。高温ノズルが搭載されているため、PEEKやPEIなど多様なスーパーエンプラを使って3Dプリントを行うことができます。

PEEKやPEIなどの高温材は、造形中・冷却中の収縮や反りの影響を受けやすく、寸法の再現性は「温度管理」と「条件の固定」が効きやすい領域です。例えば、庫内温度のコントロールができる前提で造形条件を揃え、同じ材料・同じ設定で繰り返せる状態にしておくと、評価結果を次の造形へ反映しやすくなります。公式に明示がない機能名や追加の数値は未掲載のため、公開仕様の範囲で運用手順を組み立てる前提になります。

計算された熱設計で反り返りが低減できるよう工夫されており、安定したプリント品質を維持しやすいのもポイントです。

精度が必要な部品では、重要寸法(穴径・穴位置、嵌合部、当たり面など)だけを含む小型の評価片で「狙い寸法の出方」を先に確認し、その条件を本番へ横展開すると手戻りを抑えられます。時間と品質のバランスを取る場合は、まず粗めの積層で全体形状を出し、重要部の面や嵌合に関わる領域だけを細かい積層条件で作り込む、という考え方も有効です。最終的な嵌合や当たりの調整が必要なときは、後加工を前提に仕上げ代を見込んで設計・評価する運用が進めやすくなります。

大型サイズの
造形ニーズにも対応可能

全部で4タイプの製品がラインナップされており、サイズや用途に応じて選ぶことが可能です。中でもFUNMAT PRO 610 HTは、610×508×508㎜と造形エリアが広いため、スーパーエンプラで大型の造形物もプリントすることができるでしょう。

610級の大型造形では、形状や配置によって反りや寸法差が出やすくなるため、配置・分割の方針や、重要部(嵌合や基準面など)の造形条件を先に固めてから本番形状へ展開すると安定しやすくなります。積層ピッチは、外観や手触りを優先するのか、嵌合確認などの当たりを見たいのか、造形時間を優先するのかで使い分けると、評価の目的が明確になります。目的に対して影響の大きい箇所(穴位置・当たり面など)だけを評価片で先に検証しておくと、大型一発造形のリスクを抑えられます。

FUNMATは
こんなケースにおすすめ

試作品や部品の性能が
求められる現場向け

FUNMATシリーズは、エンプラの中でも性能が優れたスーパーエンプラを扱えるため、試作品だけでなく最終製品を3Dプリントすることができます。特に試作品や部品の性能が要求される航空宇宙や自動車、医療分野などにおいても活用ができるでしょう。

また、サイズの大きな造形ニーズにもFUNMATシリーズであれば応えることができます。

FUNMATの製品仕様

仕様一覧は「方式(FFF)」「積層ピッチの範囲」「対応素材」「造形サイズ」といった、造形の前提条件を整理するための公開項目です。一方で、用途によって重要度が上がる寸法公差・繰返し精度(再現性)、測定条件や後加工条件などは本ページ内に未掲載のため、評価片と実測で「使える基準」を決めていく読み方が現実的です。要求寸法・評価方法・合否基準を先に定義してから仕様を当てはめると、導入後の判断が速くなります。

FUNMATの精度・スペックの考え方

本ページの公開情報では、方式は溶融フィラメント造形法(FFF)で、積層ピッチは0.05~0.3㎜(0.05㎜は条件付き)、素材はPEEKなどのスーパーエンプラを含む複数材料が挙げられています。FFFは材料・温度・造形方向の影響を受けやすいため、精度は「どの材料で」「どの層厚で」「どの方向・配置で」造形するかの組み合わせとして整理すると判断しやすくなります。造形サイズは機種によって異なるため、評価は対象機種の仕様を前提に、重要寸法の出方を検証して基準化する考え方が基本になります。

精度に関わる主な仕様

高温材対応は、耐熱・強度の確保だけでなく、反りや収縮を抑えながら狙い寸法に近づけるための「熱の扱い方」に直結します。また、積層ピッチのレンジは、表面の段差(面品位)と造形時間のバランスに影響し、嵌合や当たり面の評価にも関わります。寸法公差や繰返し精度といった数値は本ページ内に未掲載のため、要求精度に対しては評価片と実測を前提に判断する必要があります。

寸法精度・再現性を評価するときのポイント

評価は、穴位置・段差・嵌合部など「精度が効く形状」だけを含む評価片を先に造形し、測定→差分の把握→造形条件・造形方向・配置ルールの固定、という順で進めると手戻りを抑えられます。同じ材料・同じ条件で繰り返し造形してばらつきを確認し、合否基準に対して許容できるかを実測で詰めていくのが基本です。高温材は収縮や反りの影響が出やすいため、温度条件の固定が再現性の鍵になりやすく、運用ルールとして残しておくと安定します。

材料の選び方(用途別の目安)

材料 特性の要点 用途イメージ
PEEK / PEEK-CF 高温環境や高い剛性が求められる場面で検討されやすい一方、反り・収縮の管理が品質に影響しやすい材料です。 耐熱部品モック、機能部の形状確認、強度を意識した試作(評価片→本番の順で条件固定)
PPS 耐熱・耐薬品などの要求を背景に選定されやすく、用途に応じて寸法と面の出方を評価して適用します。 装置内の部品形状確認、周辺温度が上がる箇所の試作
PA(NYL) / PA-CF / GF 汎用性が高く、補強材入りは剛性を狙いやすい一方、用途によっては反りや吸湿の影響を見込みます。 治具、保持具、嵌合確認、検査ゲージの形状検討(重要部は評価片で確認)
PC 剛性や耐熱寄りの要求で候補になりやすく、面品位と寸法のバランスを見ながら条件を決めます。 筐体部品の試作、当たり面の確認、装置内干渉確認
ABS / PLA 試作の初期検証で形状確認に使われやすく、短サイクルで設計検討を回しやすい材料です。 外観・組付けの検討、治具の当たり確認、設計初期のモック

仕様の見方と造形品質を安定させるポイント

造形品質を安定させるには、要求(外観・嵌合・剛性・耐熱など)から逆算して、層厚・材料・造形方向の優先順位を決めていくのが基本です。層厚(積層ピッチ)は面品位と造形時間のトレードオフになりやすく、重要部だけ細かくしたい場合は評価片で狙いどころを確認してから条件を固定します。材料選定は反り・収縮や管理のしやすさにも関わるため、特に高温材では造形条件のばらつきを減らす運用を前提に、実測で基準を作る進め方が安定につながります。

※FUNMAT HTの製品仕様です

現場の課題別
産業用(業務用)3Dプリンター3選

外注待ちの長さ、ブレによるスピードの上げづらさ、大型・耐熱部品の作りにくさは、現場の生産性を下げます。 産業用(業務用)3Dプリンターを選ぶ際には、各課題解決に適した機能特徴を持つ製品を選ぶようにするとよいでしょう。ここでは、主な製造現場の課題別に、おすすめの製品を紹介します。

自動車メーカー
生産技術部向け
GX-1000シリーズ
(キーエンス)
GX-1000シリーズ(キーエンス)
引用元:KEYENCE
(https://www.keyence.co.jp/products/3d-printers/3d-printers/gx-1000/)
専門知識不要で高機能な
治具を今日すぐに作りたい
  • CAD読み込みと材料選択だけで温度も自動調整、交替要員や新任でも迷わず当日造形でき、ライン停止時間を短縮できます
  • ESD・難燃・耐薬品の材料を用途ごとに指定でき、自動車の電装・塗装・洗浄ラインでの使用可否を事前にルール化しやすく、判断基準を統一して属人化やばらつきを防げます

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電機メーカー
SI部門向け
Mark Two
(Markforged)
Mark Two(Markforged)
引用元:Markforged
(https://markforged.com/jp/desktop-series)
軽くて強いアーム先端で
ブレを抑えたい
  • 本機の連続繊維強化造形で軽量・高剛性のアーム先端を内製でき、加減速時の振れを抑えて作業のズレを減らせます
  • ナイロン系ベースに高強度繊維を積層して丈夫に作れ、先端の交換回数を抑えて運用を安定させられます

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航空宇宙/大型筐体
量試生産チーム向け
Fortus 900mc
(Stratasys)
Fortus 900mc(Stratasys)
引用元:Stratasys
(https://support.stratasys.com/jp/printers/fdm/fortus-900mc-f900)
大きい・熱に強い部品を
分割せず一度で作りたい
  • 914×610×914mmの造形室で大きな部品を一度に作れ、分割・接着工程を減らして工数と納期を短縮できます。躯体の剛性・気密も確保しやすいです。
  • 高温・難燃グレードの樹脂に対応し、高温環境向けの治具や最終部品の品質が安定し、環境試験・耐熱要件にも合わせやすいです。

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