こちらのページでは、3Dプリンターを活用し、映画小道具のカスタマイズを行うという事例についてご紹介しています。映画や演劇関連の仕事に就いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
古くから映画やドラマ、舞台のお芝居などに親しまれている方であれば、数多の小道具が演出装置の一躍を担ってきたことは、ご説明するまでもないでしょう。とりわけ小道具の完成度は、感動や見応えを大きく左右すると言っても過言ではありません。CGの技術が進歩した昨今においても、小道具の重要性は普遍であり不変であり続けています。
そうしたなかで、3Dプリンターを活用した小道具の製造やカスタマイズを行うことは、映画界で大きな潮流となっています。その理由は何と言っても、リアルで完成度の高い小道具を、低コスト、短期間で作成したり、既存の小道具をカスタマイズできるという点に尽きるでしょう。以下に、いくつかの事例をご紹介します。

007シリーズと言えば、美女、ガンアクション、そして作品ごとにどんなボンドカーが登場するかが注目ポイント。2012年公開の「スカイフォール」では、原点回帰とばかりに、シリーズ初期に用いられたアストンマーティンのDB5が復活。元々希少価値の高いビンテージカーだけあり、本物を破壊するのは憚られたのでしょう。撮影チームは3Dプリンターで破壊用のダミー車両を作成。撮影時には本物と見分けがつかない出来栄えだったそうです。

ジュラシックパーク、ジュラシックワールドと言えば、遺伝子の突然変異によって恐竜が現代に蘇ってしまった世界を描いたSF大作。その劇中で用いられた恐竜の骨格は、実際に博物館に収蔵されている本物を3Dスキャナ―で取り込んでデータ化し、3Dプリンターで再現したという力作。映画のリアリティを大きく向上させる役割を果たしたそうです。

マーベルスタジオと言えば、「アイアンマン」、「アベンジャーズ」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」といったSFヒーローが活躍するヒット作品を多数手掛けています。そんなマーベル作品においても、小道具の作成に3Dプリンターが大活躍。例えばキャプテン・アメリカのシールド、ソーのハンマー、アイアンマンのアーク・リアクター(胸のライト)などが、3Dプリンターを用いて生み出されてきたとのこと。その完成度の高さは、映画をご覧になった方には、ご説明するまでもないでしょう。
【目的別】商品開発・
製造を加速する
おすすめ産業用(業務用)
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外注待ちの長さ、ブレによるスピードの上げづらさ、大型・耐熱部品の作りにくさは、現場の生産性を下げます。 産業用(業務用)3Dプリンターを選ぶ際には、各課題解決に適した機能特徴を持つ製品を選ぶようにするとよいでしょう。ここでは、主な製造現場の課題別に、おすすめの製品を紹介します。


