DWSシリーズは、精度の高いレーザー照射を実現するガルバノスキャナーを搭載したモデルで、幅広い素材に対応することが可能です。ここでは、DWSシリーズの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
活用事例・適用シーンは見つかりませんでした
DWSシリーズは滑らかな表面を高精度で出力できる点が特徴です。従来の3Dプリンターでは積層痕が生じるため後処理をしなければならないことが難点でしたが、DWSシリーズは極小径レーザーで硬化するため表面の凹凸が少なく滑らかさが向上しています。
表面を整えるための研磨や薬品処理が不要で、寸法精度が要求される精密機器の部品も寸法の誤差が少なく出力することが可能です。
2枚のミラーで極小径レーザーの照射角度を調整しながら高速で光軸操作する「ガルバノスキャナー方式」を採用。SLA方式やDLP方式と比べて緻密な造形を行えるのが特徴です。造形スピードや積層ピッチなど様々な設定を変更できるので、多様な樹脂を扱うことができます。
さらに、「吊上げ式」と「ブルーエッジレーザー」の採用によって、従来よりも少量の樹脂で印刷可能です。様々な造形ニーズに応じるハイパフォーマンスさが魅力となっています。
DWSシリーズは、キャリブレーション不要ですぐに出力が可能です。3Dプリンターの中にはキャリブレーション作業に多くの時間を要するものがありますが、DWSシリーズであればその面倒さがありません。また、専用の制御・編集ソフトが付属しており、3Dデータさえあれば簡単に印刷できます。
さらに、壊れにくい設計のためメンテナンスも不要。年間の保守費用が浮くのでランニングコストを軽減することができるでしょう。
DWSシリーズの3Dプリンターは、産業機器メーカーをはじめ家電メーカー、自動車産業、医療業界、建設業界、アパレル業など多岐にわたる導入実績があります。ガルバノスキャナー方式を採用したことで幅広い素材が扱えるため、模型の製作はもちろん、簡易金型や射出成型用の簡易金型までさまざまな用途で活用ができます。
※DW 028 XLHRの製品仕様です
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
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・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
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