Raise3D Pro3シリーズは、前モデルの高い操作性はそのままに、緻密性や安定性、ユーザビリティが向上したモデルとなっています。ここでは、Raise3D Pro3シリーズの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
栃木県にある企業では、試作品の製作のために3Dプリンターを導入。従来は金型の使用または外注によって試作品を製作していましたが、導入により試作品を自社で用意できるようになりました。これにより、成形ミスによるタイムロスが減少。生産性が高くなっただけでなく、金型が要らなくなってことでコストの削減にも繋がりました。
大学病院での活用事例です。患者固有の病気に対応した手術計画モデルをRaise3Dのプリンターで製作。これにより、制作にかかるコストや時間を半分以下に削減しています。さらに病院内でカスタマイズ製作ができるようになったことで、患者の治療方法の改善にも貢献。今や大学病院にとって無くてはならない存在となっているようです。
Raise3Dは、日本で3,000台(2024年6月現在)の販売実績を誇る3Dプリンターです。中でも、Raise3D Pro3シリーズは精度の高さが魅力のモデル。最少積層ピッチが0.01㎜となっており、さらにX/Y軸±0.78micronとZ軸0.078 micronと位置決めの誤差も僅かです。複雑形状であっても緻密なプリントを実現できるでしょう。
Raise3D Pro3シリーズは、日本OFPプログラムの認証を受けたサードパーティ製フィラメントにも対応可能です。ユニチカ社の感温性TRFやExtrudr社の GreenTEC Proなど、純正フィラメント以外の素材も扱うことができます。
また、エクストルーダーヘッドの軽量化によって、緻密な動きであってもブレが少なく安定してプリントが行えるよう設計されています。
扱える材料のバリエーションが豊富で、なおかつ緻密で安定したプリントを実現できるのがaise3D Pro3シリーズの大きな特徴。業種・業界を問わず幅広い分野で活用することができるでしょう。特に、さまざまな素材を使って、複雑な形状の試作品や部品などの製作を行いたい企業に向いているモデルと言えます。
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品