Nexa3D NXE 400は、Nexa3D社の独自技術によって印刷スピードを高めた光学式タイプのモデルです。ここでは、Nexa3D NXE 400の業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
ペットボトルを製造する金型を製造するために、Nexa3D社の「NXE 400」が活用されています。従来の3Dプリンターで製造した金型は約100本しか製造ができませんでしたが、NXE 400で製造した金型は10,000本以上の製造に成功。これにより、従来の金属性の金型と比較し最大で96%のコスト削減を実現しています。
ウレタン鋳造サービスを提供する企業では、需要の高まりから受注できるプロジェクトの量に限界がきていることが大きな課題となっていました。そんな折、Nexa3D NXE 400のLSPc®テクノロジーの可能性に着目しプリンターを導入。25個の部品製造に5日間要していた作業時間を、Nexa3D NXE 400によって1~2時間程度にまで短縮することに成功しています。
Nexa3D NXE 400は、独自の潤滑剤サブレイヤー光硬化技術(LSPc技術)によって、精度や処理能力を損なうことなく高速なプリントを実現した光造形3Dプリンターです。最大24cm/時の垂直速度によって、スムーズに造形物をプリント。均一な露光やプロセス制御によって、スピーディーに造形しながらも表面を滑らかに仕上げることができます。
造形エリア274×155×400㎜と、光学式3Dプリンターの中でも比較的大きめなビルドボリュームがあるのも特徴の一つです。ピクセルサイズも76.5㎛と高解像となっており、大きな部品であっても高い再現性を実現してくれます。また、素材に関しても、PPライクやABSライクなど用途に合わせて産業用樹脂の拡張が可能となっています。
Nexa3D NXE 400は、産業用だけでなく歯科用にも対応しており、歯科用模型やマウスピース、手術用ガイドの製作も行うことができます。素材の選択肢が幅広いため、産業用としてもさまざまな分野で活用できるでしょう。高速かつ安定した造形が行える光学式3Dプリンターをお探しの方に特におすすめできるモデルです。
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品