この記事では、3Dプリンターがアクセサリー鋳造模型に使われている理由や事例を紹介します。アクセサリー製造に携わる方や興味がある方はぜひ参考にしてください。
アクセサリー製造方法にロストワックス製造があります。これは、ワックス(ロウ)で製作した原型に周りを砂や石工で固めて熱しワックスを溶かし、そこに金属を流し込んで行われるのですが、自分が作りたいアクセサリーの原型をワックスで作るには、ワックスを削って加工する技術が必要です。
しかし、3Dプリンターを使えば複雑な形でも短時間で簡単に作ることができます。無料で3Dのモデリングができるアプリもあり手軽に始められるようになっていますし、一度モデリングすれば大量生産も可能です。
液体材料を使って光造形3Dプリンターによる原型を作った事例です。人の手で再現するのが難しい幾何学模様でも、3Dプリンターなら簡単に作ることができます。この原型を鋳造屋さんに依頼すれば金属を流し込んですぐにアクセサリーを作ることができます。
3Dプリンターは精密に制御されたレーザーが浮き彫り文字や細かい石留めの設定などにも対応可能で、形状に制約をかけることなく自由にデザインできるので、CADソフトウェアを使ってデザインされた複雑な形状のものでも実現できるので、かわりゆくファッショントレンドや需要にスピーディーに対応できます。
3Dプリンターでは手で再現するのが難しい装飾でも再現できます。実際は15㎜サイズのリングに掘られたかなり細か模様でも綺麗に再現できるため、細かな装飾が求められるアクセサリー製作に適しています。
【目的別】商品開発・
製造を加速する
おすすめ業務用
3Dプリンター3選を見る
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品