DWS社製の3Dプリンターの中でも低価格帯のエントリータイプのモデル。安価でありながらも充実した機能が搭載されています。ここでは、XFABシリーズの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
XFABシリーズの活用事例・適用シーンは見つかりませんでした
精細な印刷を得意とするイタリアDWS社の3Dプリンターの中でも低価格帯のモデルです。低価格でありながらも、上位機種と同じガルバノスキャナー方式が採用されているのがポイント。さらに、広いワークスペースに緻密な表面精度、素材の豊富さといった多機能さも魅力となっています。
「XFAB2500」と「XFAB3500」2タイプが用意されており、予算や用途に応じて選ぶことが可能です。
XFABシリーズ専用の樹脂が用意されており、セラミックライクやPPライク、ラバーライクなど10種類以上の素材の中から用途に応じて選ぶことができます。日本の技術者が樹脂開発を手がけており、顧客のニーズに合わせて新しい樹脂が開発されている点にも注目です。
XFABシリーズはカートリッジ充填式となっており、本体にセットするだけでトレーへ自動で充填。素材交換の手間がほとんどかかりません。
XFABシリーズの積層ピッチは0.01~0.1㎜となっており、低価格帯な光造形方式3Dプリンターであるにも関わらず緻密な造形が実現できます。最少ピッチである0.01mmであれば積層痕は目視でほとんど分からず、表面仕上げも要りません。このパフォーマンスの高さは、精密さが売りのDWS社だからこそ実現できたと言えるでしょう。
低価格帯なモデルであっても10種類以上の素材が用意されているため、幅広い業界で活用することができるでしょう。セラミックライク、アクリルライク、PPライク、ワックスライク、ラバーライク、ナノセラミックなど様々なタイプの樹脂をラインナップ。容器本体や治具パーツ、防水パッキンやスイッチパーツ、金属鋳造、特殊医療器具など活用シーンが広範囲に及びます。
※X-FAB 2000の製品仕様です
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品