Value3D MagiXは、国内で3Dプリンターを開発・製造を手がけるMUTOHが提供している製品。国産という強みに加え、充実のサポートが魅力です。ここでは、Value3D MagiXの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
土木工事を手がける企業では、プロセス確認用の模型等を製作する目的でValue3D MagiXシリーズの3Dプリンターを導入。決め手は、リーズナブルなコストと国産3Dプリンターという点でした。顧客への説明に使っていた図面を模型に変えたことで、分かりやすく情報を伝えられるようになり、顧客から喜ばれることも多くなったそうです。
工業高校電気科において、3DCADソフト授業内の課題制作のためにValue3D MagiX「ML-200」が活用されています。ある生徒は、鉄道運転シミュレーター用のマスターコントローラーの筐体をML-200で製作。プリント時間を使って、授業のメインであるプログラミングに時間を割くことができたそうです。今後はブラッシュアップ実習での活用も検討されています。
熱溶解積載方式に対応した3製品と光造形方式に対応した2製品、全部で5シリーズが販売されています。中でもスタンダードモデルのMF-900はデュアルヘッドを搭載しており、二色造形や左右対称モデルの同時造形、コピーの同時製作など用途に合わせて使い分けできるのがポイント。さらに、水溶性サポート材を使った造形にも対応ができます。
メーカー保証1年に加えて、選べる延長保証も用意されています。最大4年まで延長することが可能です。規定範囲の故障であれば、期間中何度でも無償で修理可能です。また、カスタマーセンターも設置されており、修理受付はもちろん、技術的なことでもフリーダイヤルまたはメールで相談できます。
海外製3Dプリンターの場合、中には素材を輸入して取り寄せなければならない製品もありますが、Value3D MagiXシリーズであれば素材まですべて国産なので、すぐに取り寄せられます。手厚いサポートも用意されており、特に初めて3Dプリンターを導入する企業にはおすすめできるでしょう。
※Value3D MagiX MF-900の製品仕様です
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
■おすすめの理由:Googleにて「業務用3Dプリンター」で検索上位の32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・アジリスタ…調査した3Dプリンターのうち、インクジェット方式で積層ピッチが最小の特徴を持つ製品
・Mark Two...調査した3Dプリンターのうち、繊維素材で高い強度を誇るカーボンファイバー素材を使用できる製品
・BIG PAD...調査した3Dプリンターのうち、樹脂素材で生産できる造形可能サイズが一番大きい製品品