UltiMaker S7 Pro Bundleは、複数のスプールと搭載できる機能を搭載したことで、連続で3Dプリントを行えるのが特徴となっています。ここでは、UltiMaker S7 Pro Bundleの業務用3Dプリンターの活用事例や強みなどについてまとめました。
大学内の図書館では学生がものづくりに挑戦できる場を提供しており、その一つに3Dプリンターを導入しています。従来の3Dプリンターが古くなり、また高機能を求める学生のニーズが増えたことより、UltiMaker S7 Pro Bundleが採用されました。学生たちの学習や研究などに幅広く活用されています。
UltiMaker S7 Pro Bundleは、最大6つのスプールを保管できるマテリアルステーションを本体に搭載。大量の材料を扱えるうえ、これらのスプールは自動で切り替わるので、長時間連続した自動プリントが行えます。
本体前面にスプールの取り出し口があるので交換も簡単。稼働中であっても空になったスプールの付け替えが可能です。また、UltiMaker S7 Pro Bundle では、290種類以上と使用可能なフィラメントの多さも強み。幅広い造形ニーズに対応することができるでしょう。
3Dプリントで使用する素材の大敵と言えるのが湿気です。UltiMaker S7 Pro Bundleでは、湿気対策の機能も搭載されているのがポイント。プラグを差し込むだけでチャンバー内の相対湿度を40%未満に自動制御するため、湿気による素材の劣化を抑制することができます。また、チャンバー内の湿度が一定に維持されることで、湿度変化による影響を受けにくくなり、最終的な造形品質も安定させやすくなります。
UltiMaker S7 Pro Bundleは取り付けも簡単。ボーデンチューブ2本とケーブル2本をそれぞれ繋ぐだけでセットアップでき、その日の内からすぐプリントが行えます。また、Material Stationは定期的なメンテナンスが必要ないので、維持コストの節約にも繋げられるでしょう。
UltiMaker S7 Pro Bundle は、290種類以上ものフィラメントを取り扱えるため、試作品や部品、治具製作など幅広い造形ニーズに応じることができます。また、マテリアルステーションの搭載によって無人で長時間稼働できるのもポイントです。人の手をかけずに作業の効率性を求める企業との相性が良いモデルと言えるでしょう。
製造の目的・工程に合った3Dプリンターを導入することで、コスト短縮や納期短縮、生産性の向上といったメリットが得られるでしょう。ここでは、目的別におすすめの業務用3Dプリンターをご紹介します。
高精度造形で、温度差による歪みや反りもなく、現場での設備や治具作成に最適。高コストかつ複雑な自動車・電子製品の製造工程で、確実・迅速な現場改善や、組立性向上も実現。
日用品・食品など消費材の大量生産にも長く耐えられる主力複合基材をラインアップ。金属に代わる強度性能を持つ治具を製造・使用できるようになり、交換効率を向上できる。
大型部品の製造工程で必要とされるような、構成する部品点数が多い大型治具を軽量化し、一括造形することで、生産効率を高められる。部品によっては最終製品として使用も可能。
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